特定非営利活動法人東洋蝙蝠研究所
特定非営利活動法人東洋蝙蝠研究所
【東洋蝙蝠研究所について】
1998年、環境庁が発表した新しい日本版レッドリストに多くのコウモリが掲載されました。これまで研究の進んでいなかったコウモリ類が脚光を浴びると同時にその危機的状況が明らかにされつつあることによるものです。近年、開発に伴う環境影響評価調査においてもコウモリ類の需要が高まりつつありますが、コウモリ調査に従事する技術者、生息状況に関する情報ともに不足しているため、充分な調査がおこなわれていない若しくは不十分な調査が進められているのが現状です。国内には日本のコウモリについての基礎研究をおこなうことを主目的とした学術研究機関や組織は存在せず、一部大学の動物学教室等で扱われている他、任意の環境保護団体である「コウモリの会」でわずかながら情報交換が行われてきましたが、委託調査を受けたり資産管理をおこなうシステムは整っていません。前述のように社会的要請が高まりつつあることを背景に、コウモリの会の主要なスタッフの中で、様々な保護問題に即応でき、また実際にコウモリの生態調査を遂行できるメンバーの実働隊が必要だろうという声があがりました。そこで、日本の国土に住む野生動物たるコウモリ類の保全を主眼として調査研究を進めて正しい情報を確保すると共に環境教育を通じて人材を育成し、直接間接に多くの国民へ日本のコウモリ情報を提供すると共に、アジア地域の状況を国際的に発信するための市民法人格を持った団体を設立しました。
【月間活動報告】
【設立趣意書】
設立趣意書はこちらのページです。
【主な特定非営利活動】
日本のコウモリファウナ調査
コウモリの生息に特に重要な洞穴のモニタリング
特定種の保全を目的としたプロジェクト研究
絶滅の危機に瀕する種・個体群の保護
コウモリ研究に対する人的・物資的支援
地方自治体レッドリストの内容チェック
保護問題等による必要性が高い場所の緊急調査
文献収集
バンド情報センター
コウモリバンディング用バンドの配布
ホームページ開設
メーリングリストの運営
コウモリシンポジウム
コウモリ展
協力調査員養成研修会
アジア地域のコウモリ調査
各国の調査員養成
情報配布
こうもり博物館運営
【環境保全や環境教育のための事業】
・コウモリ関係の調査及び研究
環境調査の実施(アセスメント調査受託、地方自治体レッドデータブック作成他)
アセスメント調査の再評価、モニタリング
・ナショナルトラストの運営と管理
コウモリ保護に関する地域管理及び施設運営
トラスト地保有についての権利管理
・出版
・イベントの企画運営及び援助と補佐
・エコツーリズムの企画と運営
・国際協力
・機材開発
【募金活動】
東洋蝙蝠研究所の寄付金に関する内規に基づき、募金を受け入れます。次のそれぞれにご賛同されるものがありましたら、郵便振替口座番号:00950-0-180006 口座名称:NPO東洋蝙蝠研究所へご送金ください。なおその際、通信欄にどの基金へのものかお書きください。
・コウモリ基金
コウモリ基金は、生息の危機に瀕する日本及びアジアのコウモリ類の保全活動のために使用され、コウモリ基金特別会計として積み立てられます。
・東洋蝙蝠研究所資金援助基金
東洋蝙蝠研究所資金援助基金は、調査研究活動、各種事業等の研究所の活動支援のために使用され、その都度一般会計に繰り入れられます。
・ナショナルトラスト基金
日本国内のコウモリに関するナショナルトラストの運営や援助、助言等のために使用され、ナショナルトラスト特別会計として積み立てられます。
・コウモリ募金箱
少額寄付金を受け入れる募金箱を配布しています。ご協力いただけるところがありましたらご連絡ください。
【重点事業】
現在、団体として進めている重点事業としては次の三点がある。
1.バットバンディングセンター
生態把握のため捕獲再放逐をおこなう際のコウモリバンディング用バンドの配布とバンド情報の管理、バンドニュースの発行をおこなう。共通バンドの使用で日本におけるコウモリ調査者のネットワークセンターとしての機能を果たしていく。
2.南西諸島コウモリ調査
日本の中でも特に調査が進んでいないまま、開発の波にさらされている地域が南西諸島である。ここに重点的に力を入れる。既に一部の島では個体群動態調査が進められており、これを研究所の重点調査項目に取り入れる。
3.洞窟性コウモリの個体数(個体群)把握
全国の洞窟をコウモリの面から分類し、順次リスト化していく。その中で重要な機能を果たしていると思われる洞穴については独自にモニタリングを進める。
将来的には、保護のためナショナルトラスト活動について運営と管理計画を持つことや、エコツーリズムの企画立案等を通じて、多くの市民が参加できる環境保全活動の機会提供の方策について研究していく予定である。
【人事構成と研究体制】
役員
・理事長
・理事
・監事
小委員会
小委員会は業務ごとに設置され、実際の研究所活動の運営をおこないます。
・博物館小委員会
研究所活動の多くを担当しています。(常設)
・紀要編集小委員会
東洋蝙蝠研究所紀要の編集をおこないます。(常設)
・石垣調査小委員会
委託調査の一つを遂行するために設置されました。(平成17年度)
・学会シンポ小委員会
洞窟学会多賀大会でのシンポジウム開催のために設置されました。(平成17年度)
・国交省小委員会
国交省との業務関係を検討するために設置されました(平成17年度)
正会員(上記の人もすべて正会員として研究所に参加)
個人を対象として一般募集中
正会員には協力調査員(調査補助員として参加意欲のある者を募る。参加頻度が高かったり能力があれば研修を経て登録調査員として委嘱していく)を含む。
賛助会員